飲食店向けPOSレジ10選!あなたのお店にぴったりのPOSレジとは?

近年キャッシュレス化の進展により多くの飲食店でPOSレジの導入が進んでいます。
従来のレジと比べて、POSレジは業務効率化や売上アップに貢献する多くのメリットがあります。
しかし、「飲食店向けPOSレジの種類や機能はたくさんありすぎて、どれを選べばいいのかわからない」「導入する前に知っておきたい注意点はある?」など、不安な点もたくさんありますよね。
そこで今回は、飲食店向けPOSレジを徹底比較し、あなたのお店にぴったりのPOSレジを選ぶためのポイントを詳しく解説します。

飲食店向けのPOSレジとはどんなもの?

現在では飲食店経営でもPOSレジは欠かせないアイテムとなっています。
飲食店向けのPOSレジとは、注文管理システムや顧客の嗜好、記念日、来店記録などの情報をデータ化できる顧客管理システムなど、飲食店ならではの機能を有したPOSレジのことを指します。

レジ選びで失敗しないために!
飲食店向けのレジを選ぶポイントとは?

飲食店向けのレジにはさまざまな種類があります。
数多くの種類のレジの中から自分の店舗に合うレジを選ぶために、事前に以下のポイントをチェックしましょう。

ポイント①:飲食系のレジの種類

飲食系向けのレジにはさまざまな種類があります。
種類によってそれぞれ異なる特徴があります。
飲食店に導入するレジを探している場合、まずはレジの種類を把握しておくといいかもしれません。

・レジスター

出典:PhotoAC

レジスターは通称「ガチャレジ」や「キャッシュレジスター」やとも呼ばれています。
商品の合計金額やお釣りの計算など、その場での会計に必要な機能が備わっています。

比較的安価に導入ができますが、POSレジのように売上分析機能がなく、消費税率の切り替えやインボイスには対応しづらいというデメリットもあります。

・ターミナル型POSレジ

出典:SHARP

そもそもPOSレジとは、決済を行う際に売上データや在庫データが記録され、その情報がいつでも引き出せるシステムが備わったレジのことです
なかでもターミナル型のPOSレジは、飲食店や小売業でよく使用されており、現金を保管するキャッシュドロアと領収書を印刷するプリンターが搭載されています。バーコードの読み込み機能が付いているので誤まった入力をしてしまうリスクを軽減できるのもメリットです。
ターミナル型POSレジの費用は機能やメーカーによって異なりますが、大型の精密機器なので数十万円〜数百万円するものもあるので大きくコストがかかってしまうPOSレジです。

・タブレット型POSレジ

出典:SHARP

タブレット型POSレジはPOSレジをタブレット端末で使えるようにしたものです。従来のターミナル型のPOSレジより費用を抑えて導入できるので、はじめてPOSレジの導入を検討している人はまずタブレットPOSレジを購入することをおすすめします
また、ターミナル型のPOSレジよりもコンパクトなので、持ち運び可能であることやインテリアになじみやすいといったことから、さまざまな業種に対応できるのも特徴です。

・セルフレジ

出典:MAIDO SYSTEM

セルフレジは顧客が自分で決済できるので、会計の待ち時間を減らすことが大きなメリットです。飲食店側にもレジスタッフの人員w減らせるというメリットもあります。
レジではありませんが、券売機を導入するという方法もあります。
券売機は先払いなので無銭飲食のトラブルを防げますし、会計の手間も省けるというのメリットがあります
しかし、セルフレジには追加のオーダーが難しく顧客に新しいメニューを紹介しにくいといったデメリットもあります。
また、他のレジに比べて導入コストが高額になってしまう場合ももあるので、よく検討した上で購入しましょう。

ポイント②:店舗の規模を把握しておく

店舗の規模の大きさによって導入すべきレジの種類は変わってきます。
例えば、小規模店舗だと高機能な売上分析の機能があるレジは投資効果に見合わず、必要ないケースもあります。
レジを導入する際は、自店舗の規模が導入費用に見合っているのか慎重に考えた方がいいかもしれません。

ポイント③:導入の目的を定める

飲食店にレジを導入する場合「効率的にお会計をしたい」「売上を分析したい」といった何かしらの目的がある人も多いはず。
レジに備わっている機能はそれぞれ異なるので、お店の目的に見合った機能を重視してレジを探すことも大切です
また、メニューの数が少ない飲食店はPOSシステムやハンディシステムを省くなど、必要ない機能は省略してコストを抑えることもできます。

飲食店向けおすすめPOSレジ一覧表

飲食店に向いているPOSレジの比較表になります。

POSレジ 月額費用
スマレジ  スタンダードプラン:0円
プレミアムプラン:5,500円
プレミアムプラスプラン:8,800円
POS+ food 14,000円~
Airレジ 0円
Square  フリー:0円
プラス:要問合せ
プレミアム:要問合せ
※周辺機器は別途揃える必要あり
ユビレジ  ユビレジ お試しプラン(最初の1ケ月のみ):0円
ユビレジプレミアムプラン:6,900円
STORES  フリープラン:0円
ベーシックプラン:1店舗ごと4,950円
stera pack POS 9,900円
UMaTレジ 要問い合わせ
ワンレジ 要問い合わせ
USENレジ FOOD 要問い合わせ

飲食店向けPOSレジ10選!

①スマレジ 

スマレジ 公式サイト

初期費用 0円
月額費用 ・スタンダード:無料
・プレミアム:1店舗につき5,500円・プレミアムプラス:1店舗につき8,800円・フードビジネス:1店舗につき12,100円・リテールビジネス:1店舗につき15,400円
飲食店向けの機能 ・オーダーエントリー
・割り勘会計
・自動釣銭機連携
・PL(損益)管理(フードビジネスプラン限定)

スマレジ の特徴

・アプリ使用なら0円で利用できる
・飲食店向けのプラン「フードビジネス」が搭載されている
・オンラインでの無料相談ができる
・IT導入補助金2024やインボイス制度に対応している

スマレジは、業態やお店の規模に関わらずどの飲食店にもおすすめできるタブレット型POSレジです。

特に会計機能が充実しており、割り勘会計やテイクアウト対応の会計、前会計や後会計などができます。
飲食店向けの機能が搭載されたプラン「フードビジネス」もあります。
「自動釣銭機連携」や「オーダーエントリー」や、「PL(損益)管理」など飲食店での業務を効率化できる機能が多くあります。多くの機能が搭載されています。

②POS+ food

POS+ food公式サイト

初期費用 0円(キャンペーン適用時)
月額費用 14,000円~
飲食店向けの機能 ・テイクアウト
・セルフオーダー
・キャッシュレス決済

POS+ foodの特徴

・365日電話サポート

・飲食店に必要な機能を網羅している

POS+ foodは、基本レジ機能をはじめ、データ分析も出来る多種多様な業態の店舗に対応した飲食店専用のPOSレジです。
導入から運用まで手厚いサポートに対応でき、複数店舗の管理やセルフオーダー機能もあります。
多言語対応もしているため、外国人観光客が多い地域の飲食店経営にもおすすめです。

③Airレジ

Airレジ 公式サイト

初期費用 0円
※iPad・キャッシュドロア・レシートプリンターは別途購入
月額費用 0円
飲食店向けの機能 ・バーコード読取
・在庫管理

Airレジの特徴

・iPadかiPhoneがあればすぐに利用できる

・Airペイ利用でキャッシュレス対応も可能

・グラフで売上データを確認できる

Airレジは、小規模の飲食店におすすめなPOSレジです。
iPadかiPhoneとインターネット環境さえあれば0円で利用ができます。
Airレジにはレジ機能はもちろん、売上分析や在庫管理といった飲食店向けの機能も充実しています。
また、外部サービスとの連携もできるため、会計ソフトと連動して使うこともできます。

④Square

Square公式サイト

初期費用 0円
※決済端末を購入する場合:4,980円~
月額費用 フリー:0円
プラス:要問合せ
プレミアム:要問合せ
飲食店向けの機能 ・給与計算
・勤怠管理

Square の特徴

・クレジットカード、QR決済が可能

・固定費、解約費、振込手数料0円

・給与計算ができる

・勤怠管理、顧客管理、売上管理ができる

Squareはキャッシュレス決済も導入するにはSquare決済への申込みをすればキャッシュレス決済が対応できるようになります。
Androidのスマートフォンがあれば0円でタッチ決済に対応できるため、まずは「Tap to Pay on Android」の利用を検討してみるのもおすすめ。
料理の注文や決済をオンラインででき、給与計算や勤怠管理もできるので、小規模飲食店からデリバリー、キッチンカー、テイクアウト向けの飲食店におすすめのPOSレジです。

⑤ユビレジ 

ユビレジ 公式サイト

初期費用 0円
月額費用 ユビレジ お試しプラン:0円(最初の1ケ月のみ)
ユビレジプレミアムプラン:6,900円
飲食店向けの機能 ・単品での商品管理
・リアルタイムの売上管理
・テーブルの空席管理

ユビレジ の特徴

・単品での商品管理ができる

・QRやバーコード決済ができる

・リアルタイムで売上データを管理できる

・メールや電話サポートがある

・専用のコンサルタントが付く

ユビレジは、主に小規模飲食店におすすめのタブレット型のPOSレジです。
iPhoneやiPadにアプリをダウンロードすることで、注文管理や会計処理、テーブルの空席管理やキッチン伝票の印刷などさまざまな機能が利用できます。
また、タグを設定すれば時間帯ごとの客層を分析でき、経営の戦略に役立つのも魅力です。

⑥STORES 決済

STORES公式サイト

初期費用 0円
月額費用 フリープラン:無料

ベーシックプラン:1店舗ごと4,950円

飲食店向けの機能 ・ネットショップ『STORES』との連携が可能

・清算機能

STORES決済の特徴

・ネットショップと連動できる

・売上分析が豊富な角度からできる

・清算機能で売上や現金の管理ができる

・周辺機器との連携ができる

STORES 決済はSTORES ネットショップと連動ができ、売上分析や清算がしやすいPOSレジです。
ネットショップを運営している飲食店は特におすすめです。
「STORES決済」のアカウントを作成すればキャッシュレス決済にも対応できます。

⑦stera pack POS

stera pack POS公式サイト

初期費用 0円
月額費用 9,900円
飲食店向けの機能 ・商品登録数が無制限

・スマホから棚卸や入出庫管理できる

・1店舗で複数台レジの運用可能

stera pack POSの特徴

・情報がリアルタイムで反映される

・商品管理や卸棚作業が効率化

・1店舗で複数台のレジが運用可能

・商品登録が無制限

sterapackPOSはPOSレジと決済端末が1台で完結しているので、レジ周りがスッキリします。
また、キャッシュレス決済からレシート発行までできるオールインワン決済端末「stera terminal」を利用すれば、よりレジ周りをスッキリさせることができます。
スマホで管理できる棚卸や入出庫機能もついているので、店舗運営の効率化を図ることもできます。

⑧UMaTレジ

UMATレジ公式サイト

初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
飲食店向けの機能 ・商品登録数200商品
・キッチンプリンター利用(スタンダードプランから使用可能)

UMATレジの特徴

・レジとレシートプリンターが一体化している
・電話サポートが無料

UMaTレジはモニター付きレジとレシートプリンターとが一体化しているタイプの飲食店に特化POSレジです。
レシートプリンター、会計機能、モニターが全て一体化しているので不具合が起きたときも周辺機器ごとのメーカーに問い合わせる手間がなく連絡先が一本化しています。

⑨ワンレジ

ワンレジ公式サイト

初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
美容室向けの機能 ・予約管理
・給与計算
・セルフオーダー

ワンレジの特徴

・クレジットカード、QR決済での会計が可能

・予約管理ができる

・給与計算ができる

・セルフオーダーができる

・売上を詳しく集計可能

ワンレジは飲食店専用のPOSレジです。
レストランやカフェ、居酒屋、焼肉店などあらゆる飲食店におすすめです。
シフト管理や人件費、売上高、原価や仕入れなどで使われる項目を機能が充実しています。

⑩ USENレジ Food

USENレジ Food公式サイト

初期費用 要問合せ
月額費用 要問合せ
美容室向けの機能 ・セルフオーダー
・売上集計
・品切れお知らせ機能

USENレジ BEAUTYの特徴

・セルフオーダー、ハンディーオーダーに対応している

・オーダーシステム連携で注文を効率化できる

・導入後24時間サポート

・売上情報が自動集計できる

・品切れお知らせ機能が付いている

USENレジFOODはUSENが提供する飲食店に特化したPOSレジです。
シンプルで使いやすい操作性ですが、多機能なのがポイントです。
専門のスタッフが付くので、飲食店を開業したばかりの人でも手厚いサポートを受けられます。

飲食店にPOSレジを導入するメリットは?

飲食店にPOSレジを導入するメリットは主に以下の4点です。

1. 売上情報をリアルタイムで確認できる

POSレジを導入すると、会計ごとに売上情報が自動的に記録され、リアルタイムで確認することができます。従来のレジでは、売上を集計するのに時間がかかっていましたが、POSレジならいつでも簡単に売上状況を把握できます。

2. オーダーエントリーシステムと連携できる

POSレジとオーダーエントリーシステムを連携することで、注文内容を直接POSレジに反映することができます。これにより、注文漏れや伝票間違いなどのミスを減らすことができ、厨房スタッフの作業効率も向上します。

3. 会計やレジ締めなどの業務の効率化を図れる

POSレジは、会計処理を自動化することで、レジスタッフの負担を大幅に軽減することができます。また、レジ締め作業も自動化できるため、閉店時の作業時間を短縮できます。

4. ヒューマンエラーや不正を抑止につながる

POSレジは会計処理を自動化することで、会計ミスや不正行為を防ぐことができます。
また、販売データや顧客データを管理することで商品のロスや売上データの改ざんをつながるというメリットもあります。

飲食店にPOSレジを導入するデメリット

POSレジは飲食店の業務効率化や売上アップに貢献する強力なツールですが、導入にはいくつかのデメリットも存在します。

1. 操作習得の手間がかかる

POSレジは、従来のレジと比べて操作方法が異なるため、スタッフが操作方法を覚える必要があります。
操作習得には、ある程度の時間と労力が必要です。

2. 通信環境が必須

POSレジを利用するには、インターネット接続が必要です。

そのため、導入には安定した通信環境が必須となります。

3. セキュリティ対策をしなければならない

POSレジには顧客情報や売上データなどの重要な情報が保存されています。

そのため、セキュリティ対策をしっかり行う必要があります。

飲食店向けのPOSレジ機能

飲食店向けのPOSレジ機能は以下のようになります。

1. 売上管理機能

・売上データのリアルタイム確認
会計ごとに売上情報が自動的に記録され、リアルタイムで確認できる

・時間帯や曜日別の売上分析
売上データを時間帯や曜日別に分析することで、売上に影響を与える要因を把握できる

・メニュー別売上分析
人気メニューを把握し、仕入れやメニュー構成の最適化に役立てられる

・粗利分析
原価と売上の差である粗利を分析することで、収益性の高いメニューを把握できる

2. オーダー管理機能

・オーダーエントリーシステムとの連携
注文内容を直接POSレジに反映することで、注文漏れや伝票間違いを防ぎ、厨房スタッフの作業効率も向上できる

タッチパネルによる注文入力
注文内容をタッチパネルで入力することで、注文処理を迅速化できる

・キッチンへのオーダー伝達
注文内容をすぐに厨房に伝達することで、調理時間の短縮を実現できる

・複数端末での同時注文受
複数の端末で同時に注文を受け付けることで、混雑時でもスムーズな注文処理を可能にする

3. 会計・レジ締め機能

・会計処理の自動化
会計処理を自動化することで、レジスタッフの負担を軽減し、会計待ち時間の短縮にもつながる

・レジ締めの自動化
レジ締め作業を自動化することで、閉店時の作業時間を短縮できる

・領収書発行
領収書を簡単に発行できる機能

4. 顧客管理機能

・顧客情報の管理
顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの情報を管理できる

・リピーター分析
リピーターの来店頻度や購入履歴を分析することで、顧客満足度向上施策に役立てられる

・クーポン発行機能
顧客にクーポンを発行することで、来店促進や売上アップに貢献できる

 

ポイント制度
ポイント制度を導入することで、顧客満足度を高め、リピーター獲得につなげる

よくあるQ&A

Q1. 飲食店向けPOSレジの操作方法がよくわからない

飲食店向けPOSレジは、従来のレジと比べて操作方法が異なりますが、基本的な流れは次のとおりです。
①お客さんから伝票を受け取る
②バーコードの読み取りまたは商品の打ち込み
③会計金額をお客さんに伝える
④お金を預かりPOSレジに打ち込む
⑤おつりとレシートをお客さんに渡す

操作方法は、POSレジの種類によって異なりますが、多くの場合、タッチパネルで操作できます。また、導入前にスタッフ向けの操作研修が行われるため、安心して導入できます。

Q2. 個人店や小規模店舗におすすめのレジは?

個人店や小規模店舗には、タブレット型のPOSレジがおすすめです。
タブレット型POSレジは、導入費用が比較的安価で、以下の機能が備わっています。

・シンプルな操作性
・レジ締めや会計業務の効率化
・売上分析機能
・クラウド対応

Q3. 飲食店向けのレジでおすすめは?

飲食店全体のにおすすめのPOSレジは、スマレジです。

なぜなら、スマレジ は初期費用は0円で、スタンダードプランであれば月額0円で基本的な機能が使えるため、導入のハードルが低いからです。
POSレジの種類が多くて迷っている人はまず0円で始められるスマレジ を導入することをおすすめします。

まとめ

飲食店向けのPOSレジは業務効率化や売上アップに貢献する強力なツールです。
今回紹介したメリットとデメリットを事前に理解し、適切な対策を講じることで、導入後のスムーズな運用と業務効率化を実現することができます。
飲食店向けのPOSレジを選ぶ際には、機能性、導入費用、操作性、サポート体制、業種特化機能などを比較検討することが重要です。